こんにちは、FXトレーダーのこうらぼです! 10月もいよいよ最終週(10/27〜10/31)。先週は「NY時間の大敗」という明確な課題が見つかりましたが、今週はそのNY時間でリベンジを果たすことができました。
勝率は5割に届きませんでしたが、終わってみればしっかりプラス収支。今週のトレードを「損小利大」の観点から振り返ります。
1. 週間トレード結果サマリー
まずは今週の全体結果です。 利確11pips、損切り-7pipsのルールは今週も徹底。このルールこそが、今週の勝因となりました。
| 項目 | 結果 |
| 総トレード回数 | 26回 |
| 勝ちトレード | 12回 |
| 負けトレード | 14回 |
| 勝率 | 46.2% |
| 合計獲得pips | +34pips |
2. 今週の市場環境(10/27〜10/31)
今週は10月最終週ということで、月末特有の値動きに翻弄される場面が多々ありました。
- 週前半(月・火): 週明けは比較的静かなスタートでしたが、28日(火)に発表された米国の経済指標が予想を下振れたことで、一時的にドルが売られました。
- 週中盤(水・木): 30日(木)には、米国のGDP速報値が市場予想を上回る強い結果となり、一転してドル買いが活発化。NY時間には明確な上昇トレンドが発生しました。
- 週末(金): 31日(金)は、ハロウィーンであると同時に月末のロンドンフィキシング、そして日銀の金融政策決定会合が重なる「イベントデー」でした。日銀は現状維持を発表しましたが、月末の実需のフローと介入警戒感が入り混じり、1分足では非常に荒い値動き(ノイズ)が多い一日となりました。
3. 時間帯別パフォーマンス分析
先週の課題であった「NY時間」が、今週は最大の利益源となってくれました。
| 市場 | トレード回数 | 勝敗 | 勝率 | 獲得pips |
| 東京 | 6回 | 3勝 3敗 | 50.0% | +12pips |
| ロンドン | 7回 | 2勝 5敗 | 28.6% | -13pips |
| NY | 13回 | 7勝 6敗 | 53.8% | +35pips |
| 合計 | 26回 | 12勝 14敗 | 46.2% | +34pips |
- 東京: 勝率50%と安定。堅実にプラスを確保。
- ロンドン: 今週は相性が悪く、負け越し。指標発表前の難しい値動きに苦戦しました。
- NY: トレード回数は最多でしたが、見事プラス!先週の課題を克服し、利益を牽引しました。
4. ピックアップ・トレード分析

今週の「勝ち」と「負け」を、テクニカル分析とメンタル面から振り返ります。
(使用テクニカル:SMA10, SMA34, SMA200, RSI(10) / 1分足)
【ベストトレード】10月30日 NY時間 (3勝1敗 / +26pips)
- エントリー根拠:この日は米GDPの好結果を受け、NY時間開始前から強い上昇トレンドが発生していました。1分足チャートはSMA200を明確に上回り、絶好の「買い場」探し。SMA10またはSMA34までの「押し目」を冷静に待ち、反発を確認してから「買い」でエントリー。この王道パターンで3回の利確(+11pips x 3)を重ねることができました。RSIも50以上をキープしており、買いの勢いが強いことを確認できました。
- メンタル:「強いトレンドには素直に乗る」というトレンドフォローの基本を忠実に守れました。先走って高値を掴むことなく、SMAまでの「押し目」を待てたことが勝因です。
【反省トレード】10月31日 (3連敗 / -21pips)
- エントリー根拠とメンタル:まさに「イベントデーの罠」にはまりました。東京、ロンドン、NYで1敗ずつ喫しています。日銀会合や月末要因で、チャートはSMA200を何度も上下するような方向感のないレンジ相場に。このような相場では、トレンドフォロー手法は「ダマシ」に遭いやすくなります。RSIも40〜60を行き来するばかりで勢いがないにも関わらず、「そろそろトレンドが出るはず」という希望的観測でエントリーを繰り返してしまいました。
- 反省点:テクニカルが効きにくい「荒れ相場」であると認識しながらも、トレードを止めることができませんでした。このような日は「休むも相場」と割り切り、エントリーを見送る勇気が必要でした。
5. 今週の総括と来週の課題
今週は、勝率が5割を切ってもプラス収支になるという、スキャルピングにおける「損小利大」の重要性を再確認できた一週間でした。
今週の学び:
- 利確11pips / 損切り-7pipsのルールは、勝率46%でも利益を残せる有効な戦略である。
- 先週の反省(NY時間)を活かし、今週はNY時間でしっかり利益を出せた。
- 月末や重要イベントが重なる日は、テクニカルが機能せず、ノイズに狩られやすい。
来週の課題:
- 「休む勇気」を持つ。 10/31のように、明らかにテクニカルが効かないと判断した相場では無理にエントリーしない。
- ロンドン時間の負けを分析する。 東京とNYに比べ、ロンドン時間のパフォーマンスが悪い原因を探る。(例:指標発表が多い時間帯だからか?など)
11月もこの「損小利大」のルールを徹底し、安定したプラス収支を目指します。
最後までお読みいただきありがとうございました!
