こんにちは、FXトレーダーのこうらぼです!
先週はなんとかプラスで終えましたが、今週(10/20〜10/24)は非常に忍耐力が試される一週間となりました。
結論から言うと、合計獲得pipsは「+2pips」。
ほぼ建値撤退に近い、辛うじてのプラスです。しかし、この結果には明確な理由がありました。
今週のトレードを、市場環境とメンタル分析、そして「時間帯別」のパフォーマンスという新しい視点で徹底的に振り返ります。
1. 週間トレード結果サマリー
まずは今週の全体結果です。利確11pips、損切り-7pipsのルールは一貫して守れていますが、勝率が課題となりました。
| 項目 | 結果 |
| 総トレード回数 | 28回 |
| 勝ちトレード | 11回 |
| 負けトレード | 17回 |
| 勝率 | 39.3% |
| 合計獲得pips | +2pips |
2. 今週の市場環境(10/20〜10/24)
今週のドル円相場は、米国の金融政策を巡る発言と、週末にかけた日本の為替介入への警戒感に振り回される展開でした。
- 週前半(月・火): 週明けは様子見ムードで始まりましたが、火曜のNY時間にFOMC(連邦公開市場委員会)のメンバーから「インフレは依然として高い」といったタカ派的な発言が出ると、米金利が上昇しドルが買われました。
- 週中盤(水・木): 米国の住宅着工件数などの経済指標が市場予想を下回り、一時的にドルが売られる場面も。しかし、木曜には週間の失業保険申請件数が強さを見せ、ドルが買い戻されるなど、上下に振れやすい相場でした。
- 週末(金): 週末を前に、ポジション調整の動きが活発化。特に日本政府・日銀による為替介入への警戒感が再び高まり、NY時間にかけて円を買う(ドルを売る)動きが強まり、神経質な値動きとなりました。
全体として、1分足レベルでは明確なトレンドが出にくく、レンジ相場やダマシの多い、スキャルピングには難しい相場環境だったと言えます。
3. 【衝撃の事実】時間帯別パフォーマンス分析
今週のトレードを時間帯(市場)別に分けて集計したところ、衝撃的な事実が判明しました。
| 市場 | トレード回数 | 勝敗 | 勝率 | 獲得pips |
| 東京 | 4回 | 4勝 0敗 | 100% | +44pips |
| ロンドン | 8回 | 3勝 5敗 | 37.5% | -2pips |
| NY | 16回 | 4勝 12敗 | 25.0% | -40pips |
| 合計 | 28回 | 11勝 17敗 | 39.3% | +2pips |
ご覧の通り、東京時間は勝率100%という完璧なパフォーマンスでした。
しかし、トレード回数が最も多いNY時間で-40pipsという大敗を喫し、東京時間の利益をほぼ全て吐き出してしまった形です。
4. ピックアップ・トレード分析

なぜここまで極端な差が生まれたのか。トレードの根拠とメンタル面から分析します。
【ベストトレード】10月22日 9:15 (東京) 売りエントリー (+11pips)
- エントリー根拠(想像):東京時間。1分足チャートはSMA長期線であるの下にあり、明確な下落トレンドでした。価格が一度SMA中期線付近まで戻しましたが、RSIも70に届かず反転。SMA短期線が再度下を向き始めたのを確認し、「トレンドフォローの戻り売り」として完璧なタイミングでエントリー。
- メンタル:東京時間は値動きが比較的穏やかで、チャートパターンを冷静に待つことができました。SMA長期線の「大きな流れ」に逆らわなかったことが勝因です。「勝つべくして勝った」トレードでした。
【反省トレード】10月21日 NY時間 (21:52〜22:13の乱高下)
- トレード内容:
- 21:52 買い → -7pips (Loss)
- 22:09 売り → -7pips (Loss)
- 22:13 売り → +11pips (Win)
- エントリー根拠とメンタル:まさにNY時間の罠です。タカ派発言などで相場が荒れている中、トレンドを見失っていました。
- (21:52)急な下落を見て、「売られすぎ」と判断しRSIの反転狙いで逆張りの買い。しかし、トレンドは下であり、そのまま損切り。(22:09)買いで負けた直後、「やはり下か!」と今度はパニック的な売りでエントリー。しかし、これも一時的なリバウンドに巻き込まれ損切り。(22:13)「もう一度だ!」と半ばヤケクソで再度売りエントリー。これは運良く下落の波に乗り、利確できました。
5. 今週の総括と来週の課題
今週は「+2pips」という結果以上に、「自分の弱点」が明確になった非常に価値のある一週間でした。
今週の学び:
- 強み: 自分の手法は、値動きが素直な「東京時間」に強く機能する。
- 弱み: 値動きが激しくダマシの多い「NY時間」では、冷静さを失い、感情的なトレード(逆張り・リベンジトレード)を連発してしまう。
来週の課題:
- NY時間(特に21時〜24時)のトレードを原則禁止、または回数を厳しく制限する。
- トレードを「東京時間」と「ロンドン時間前半」に絞り、勝率100%だった東京時間のトレードを再現することに集中する。
NY時間は魅力的に見えますが、そこで負けていては意味がありません。来週は自分の得意な土俵で、冷静に戦うことを誓います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
