こんにちは!FIRE(早期リタイア)を目指して資産運用に取り組む、こうらぼです。
FIREへの道は、良い時ばかりではありません。
むしろ、こういう「負け」をいかに乗り越え、次に活かすかが重要だと考えています。
今週(11/10〜11/14)のトレードは、合計-44pipsという、目も当てられない大敗に終わりました。
この記事では、なぜ「損小利大」のルールを守っていたにも関わらず大敗したのか、その原因を「損益分岐点」という数学的な事実から徹底的に分析します。
「FXで勝てない」と悩むすべての人に、僕の失敗が反面教師として役立てば幸いです。
1. 週間トレード結果サマリー (11/10-11/15)
まずは、今週の厳しい現実をご覧ください。
| 項目 | 結果 |
| 総トレード回数 | 32回 |
| 勝ちトレード | 10回 |
| 負けトレード | 22回 |
| 勝率 | 31.25% |
| 合計獲得pips | -44pips |
ご覧の通り、勝率が3割台と低迷し、トレード回数(32回)も先週(24回)より大幅に増えてしまいました。この「トレード回数の増加」と「異常な勝率の低下」こそが、今週の最大の反省点です。
2. 【お役立ち情報】「損小利大」でも負けた理由(損益分岐点の罠)
僕は、トレードルールとして「利確+11pips」「損切り-7pips」という「損小利大」を徹底しています。
「それなのに、なぜマイナスになるの?」と疑問に思うかもしれません。
答えは「勝率」にあります。
このルールでトータルプラスになるために必要な「最低限の勝率(損益分岐勝率)」を計算してみましょう。
- 計算式:損切り額 / (利確額 + 損切り額)
- 当てはめると:7pips / (11pips + 7pips) = 7 / 18 = 0.388…
つまり、このルールで利益を出すには、最低でも38.8%以上の勝率が必要不可欠なのです。
今週の僕の勝率は31.25%。
これでは、いくら「損小利大」のルールを守っていても、トレードすればするほどマイナスになるのは当然の結果でした。
3. 今週の市場環境とメンタルの崩壊
なぜ、ここまで勝率が落ち込んだのか。
今週の相場は、11月11日(火)が米国の祝日(ベテランズデー)で債券市場が休場だったこともあり、週全体を通して市場参加者が少ない、方向感のないレンジ相場でした。
1分足レベルでは、トレンドが出たかと思えばすぐに全戻しする「ダマシ」が多発。
「損小利大」のトレンドフォロー手法とは、最悪の相性でした。
時間帯別パフォーマンス分析(修正版)
今週の敗因が、数字に明確に表れています。
| 市場 | トレード回数 | 勝敗 | 勝率 | 獲得pips |
| 東京 | 7回 | 3勝 4敗 | 42.8% | +5pips |
| ロンドン | 8回 | 3勝 5敗 | 37.5% | -2pips |
| NY | 17回 | 4勝 13敗 | 23.5% | -47pips |
敗因は明らかです。
トレード回数が17回と異常に多いNY時間で、勝率23.5%というあり得ない数字を叩き出し、-47pipsの大敗を喫しています。
4. ピックアップ・トレード解説(メンタルの敗北)

今週は、テクニカルや手法以前に、メンタルが完全に負けていました。
- 11月10日(月) NY時間 (3連敗)
- 11月11日(火) NY時間 (4連敗)
- 11月12日(水) NY時間 (2連敗)
ロンドン時間までに小さなマイナスを出し、それを取り返そうとNY時間でムキになってエントリーを繰り返す。まさに「コツコツドカン」ならぬ「コツコツ連敗」です。
これは「損切り-7pips」というルールに助けられただけで、もし損切りルールが曖昧だったら、1日で退場レベルの大負けをしていたかもしれません。
「負けを取り返したい」という感情が先行したリベンジトレードであり、典型的な「オーバーワーク(やりすぎ)」でした。
5. 総括と来週への課題:「休む勇気」を持つ
今週の大敗から学んだことは、2つあります。
- 「損小利大」は無敵ではない。 最低限の勝率(僕のルールでは38.8%)を維持できなければ普通に負ける。
- 自分の手法が通用しない相場(レンジ)では、戦わない。
FIREという長期的な目標を達成するためには、一時の感情で資産を減らすことは絶対にあってはなりません。
来週の課題:
- 「NY時間のトレードを原則禁止」または「1日3連敗したらPCを閉じる」という新しいルールを導入します。
- エントリーの精度を上げ、勝率38.8%以上をキープできる相場だけを探します。
メンタルが崩れても、使っているツール(〇〇証券)のおかげで操作ミスやスリッページ(滑り)がなかったことだけは救いです。道具(取引環境)がしっかりしていると、こういう時に「言い訳」ができなくなるので、自分自身のメンタルの問題だと素直に認められますね。
来週は、この大負けを糧にして、冷静なトレードを取り戻します。
最後までお読みいただきありがとうございました!
